Butchの140字じゃ収まらないっ!β版

何も起こらない人生で何をしていくか。

どうしても損は避けたい話

 

こんにちは。

皆さんは良さそうな商品を見つけて、買うかどうか迷いに迷って、結局買うのをやめた経験はあるだろうか。

 

実体験

また本の話で恐縮ではあるが、自分が読んでみたいと思う本は大体、一冊2,000円〜3,000円くらいする。自分としてはそんなに安い金額ではないので、それなりに欲しい本でない限り即購入できない。それにこれほどの額を払ったのに、読んでみたらつまらなかったり、読了できないなんて経験は避けたい。

 

損失回避と現状維持バイアス

行動経済学ではかなりお馴染みのバイアスである損失回避。人は得することよりも損することに強く反応する。そして、損だと感じるとそれを避けようとする心理のことである。また、その結果として何もしないという現状維持に繋がってしまう(=現状維持バイアス)こともある。

 

損失回避と自分

損失回避は自分の場合、よく起こる。

例えば、UFOキャッチャーの景品が中々取れなくて、多く課金をしてしまう時。休日の予定を立てるにしても、いくつかの候補に対して損するイメージが湧くと無駄な1日になってしまうと思い、結局選ばず、ずっと部屋にいてしまう時と様々である。

いつも得するよりも損しないかどうかを気にしてる。問題なのは、損失回避は無意識でできるのに対して得することは意識しないとできないことだ。

 

フレーミング

何を損と意識するかを自分でコントロールする。例えば、つまらないかもしれない2000円の本を買うのが損だと思ってしまうとする。しかし、その本を買わないことで得られたであろう知識や充実した時間を得られないと意識する。つまり、買う意欲があるのに損失回避のせいで買う機会を逃しているのであれば、買わないことでの損を意識することで買う意欲を刺激する。俗に言うリフレーミングである。

 

ここまでしても変わらないなら

この様な対策を講じても買おうとすら思わないなら、それはもう欲しい本でも何でなく、ただ気になっただけの本。それならいっそのこと、いつか古本屋で見つけた時、読む本がなければ買えば良いと思って買わなければいい。それだけで一つの悩み事が減るのだから。