Butchの140字じゃ収まらないっ!β版

何も起こらない人生で何をしていくか。

これまでを無駄にしたくないをやめた話

 

こんにちは。

皆さんは読書をするだろうか。

 

自分は行動経済学関連の書籍も含めて、読みたい本を月に一、二冊読む。高校生までは活字が苦手で読書するのさえ億劫だった自分がまさか大学生になってから好きな学問のために読書するようになるとは思いもしなかった。人生、何が起こるか分からないとはよく言ったものだ。

 

実体験

自分が今まで手に取った本の中には読みにくい本があった。自分の知識や経験、語彙などが圧倒的に不足しているためか、そういった本を読む機会がある程度あった。読みにくいからと言って、お金を出して買っている。それに時間もかけてある程度まで読んだのだから最後まで読むことにする。だが、そう言う時に限って、読むのが辛かった事を超える喜びを得られたことが殆どない。

 

サンクコスト

経済学では、すでに支払ってしまった費用の事をサンクコストという。この費用というのは、お金に限らず、時間や労力も含まれる。そして、こうした過去のことを気にするあまり、これからの選択にまでそれを基準に決めてしまうことをサンクコストバイアスと呼ばれている。

 

サンクコストと自分

上述した通り、読みにくい本を読み続けるという選択はまさしくサンクコストを基準に行動しているとしか言いようがない。読みにくく、ましてや辛いならすぐにでも読むのをやめて、次の本に取り掛かるべきだ。しかし、上述した理由でそれが中々できない。自分はもうハマってるのだ、サンクコストバイアスに。

 

基準は“これから”だけで良い

過去の悪いことを基準に意思決定するのを辞めて、将来の良いことだけを基準に意思決定することだ。そもそも自分が読書をするのは新たな知識の発見や好きな事への理解を深めたいからだ。それなのに読むことばかりに意識が回ってしまい、本の内容が頭に入ってこないでは本末転倒だ。それを我慢してまで続けたら、最悪、自分は読書嫌いになってしまうだろう。これから読書する機会が失われることは自分にとって大損だ。

 

大胆に“これまで”をやめてみた

そんなわけで、最近は読みにくい本やつまらない本は読むのをやめて、捨てることにした。一冊でも自分の読みやすい本を手に取り、自分で得られる知識を得ていく。それだけで読書するストレスもなくなり、より読書が楽しいものになったのは事実だ。皆さんも“過去のこと”で判断するのはやめて、“これまでのこと”だけを基準に判断することをオススメします。