番外編と題して続けるButchです。
今回は戦争から見る英雄(ヒーロー)について考えていこうと思います。
❝戦争❞がもたらすヒーローの意味
よく戦争で兵隊の中でも大きな成果を上げると国から勲章を貰ったり、巷では英雄として崇められるなどをよく見たり、聞いたりします。
その国内においてその者はヒーローでしょう。国民を守るために自分の命を懸けて戦地へ赴き、戦い抜く。正しく、「自分を犠牲にして誰かを助ける」に他なりません。
しかし、反対に敵国はどうでしょうか。相手国は何人のも命を犠牲にして、自分たちの国を守っている。ある意味、「誰かを犠牲にして自分の理想を叶える」という点では悪党です。
誰かを助けるために誰かを犠牲にする行為、"ヒーロー=悪党の構図"が成り立ってしまう。
❝誰かを守る❞ための❝誰かの犠牲❞
戦争とは、私のヒーローという概念に大きな矛盾を突き付ける事案なのです。
そのような意味では、戦争とは、誰かを守る為に誰かが犠牲になることであって、立場の違いで人はヒーローにも悪党にもなってしまう。
前にも話したように人間はヒーローにも悪党にもなれます。たとえ、自分にとってヒーローとして戦っていたとしても相手からしてみれば悪党なのです。
この記事をヒーローとは何者か?を投稿しているときに書いてました。改めて思うと、悪くないと思います。
ただ、改めて考えてみると、これは人間の争いの中で生じる事案です。
人と人との争いの中でヒーローだの悪党だのと決める方がお門違いなのかもしれません。
ではまた。